3つめ、最後は光を意識します。今回は少しだけ難しいです(^^♪でも読めばわかる内容です。
光について
カメラマンは、いつも光の方向(向き)を意識しています。
自然光(太陽)だったら、どちらから光が射しているのか、ストロボ(フラッシュ)だったら、どちらから光を当てるのかで写真の出来栄えが変わります。
人間は通常、生活しているときは、上からの光が射しています。蛍光灯や太陽をイメージしてみましょう。
上からの光の中で撮る写真は、他人が見た光と同じ状態ということです。
他人が見た光と同じ状況で撮られた写真は「おっ!?なんか素敵な光」とはなりません。
逆光・反逆光・サイド光を意識して、その光の中で撮ってみよう
この文章を読んでいる方は、少なくとも写真が好きな方だとお見受けします。だから逆光・反逆光・サイド光は聞いたことがあると思います。
●逆光=人間を立たせたら、人間の真後ろから当たる光
●半逆光=人間を立たせたら、人間の斜め後ろ(左でも右でも良い)から当たる光
●サイド光=人間を立たせたら、人間の真横から当たる光
人間が生活しているときの光は、真上からの光とお伝えしました。だから、その逆をいくのです。
逆光か半逆光か分かりにくい場合は、影を見ます。影を見て、どちらから光がきているか判断するのです。
作例
逆光
髪の毛がきらきら光ります。背景に写っているものも凹凸があればきらきら光って綺麗です。
時間は夕方、太陽が低くなってきたときの光です。こういう状態は逆光が作りやすくなります。
半逆光
画面のニット帽左側が光っているのがお分かりでしょうか?左ななめ後ろから光が当たっています。こちらも背景のイチョウが光って綺麗に写ります。
サイド光
こちらは当店スタジオになりますが、室内で窓際を使うとサイド光になりやすいです。天井の電気は消して、画面左側からレフ板で影を起こしています。
もし天井の電気がついていたらサイド光と天井光のミックス光になります。他人がいつも見ている光の中で撮影することになりますので、雰囲気の良い仕上がりになりません。
まとめ
Vol.1から読んでいただいた方、ありがとうございました!
良い写真を撮るコツを3つまとめると
①写して良いものといけないものを意識しながら撮影する
②3分割法を意識した構図
③逆光、半逆光、サイド光を意識して撮影する
以上となります。
もちろん、良い写真になるロジックは他にもたくさんありますが、この3つを意識するだけで、写真がガラリと変わるんです。
写真を撮るとママに下手だと言われるパパ(笑)は、ぜひ意識して実践してみてくださいね!!
②の構図を意識するのが、一番取り掛かりやすいと思います。